田代島のネコ
去る平成19年12月1日、宮城県石巻市からフェリーで40分ほど沖にある「田代島」へ行ってきました。
ここは昔からネコを大切にすることで有名なところで、
今も島には約100匹くらいものネコが住み着いており、島民の方々が毎日ネコ達に餌をあげています。
この島のネコ達は映画「にゃんこ THE MOVIE」に登場し、全国的に有名になりました。
この年の10月、近所の野良猫が大怪我およびそれが元での病気(多分破傷風)で死に掛けていたのを発見し、
何とか助けてやりたいと動物病院に連れて行って手当てをしてもらい、保護したのですが、
その甲斐なく死んでしまうというとても悲しい出来事が起こり、それが元で落ち込んでいたのですが、
この島のネコ達を映画で見て是非一度行ってみたいと思い、足を運んでみました。
二斗田港のネコ前編
田代島には港が2つあります。一つ目大泊、2つ目が二斗田ですが、猫がたくさん住んでおり、
映画に出てきた有名ネコ「たれ耳ジャック」が住んでいるのも後者のほうです。
なので当然私も二斗田でフェリーを降り、ネコと戯れることにしました。

船を降りると、早速ネコを探しますが・・・・。
いましたいました!
既にネコ達が岸壁で待ち構えていました。

ね、いるでしょいるでしょ。

持参したネコ缶をあげるとほ〜らこの通り。
あちこちからどんどん集まってきました。
このすぐ後映画に出てきた民宿のご主人と偶然会い、
「ジャックはどの辺にいるでしょうかね?」
と尋ねると、
「多分奥の網小屋の前にいると思いますよ。」
と教えてもらいました。
で、行ってみると・・・・・

いましたいました!
これぞ映画「にゃんこ THE MOVIE」で有名な「たれ耳ジャック」です!
見ての通り片方の耳がたれているのが特徴です。
映画を見たことある人なら一発でわかると思います。

またネコ缶に集まってきた網小屋前のネコ達です。
先程よりもうんといるでしょ?
この網小屋前がネコの溜まり場になっているようです。
右から2番目のこちらを向いているネコがジャックです。
でも彼は噂通り他のネコよりワンテンポ遅れているようで、
ネコ缶に群がるほかのネコ達の輪に入っていけず、ただ見守るだけでした。
なのでネコ缶のほんの一部(小豆くらいの大きさ)を手に取り口元に運んだら食べてくれました。
でもジャックって本当に絵になりますよね。雰囲気あるし。
田代島の景色少々
それから二斗田を一旦離れ、散策に行きました。
で、撮った風景写真を3つほど紹介しましょう。
猫神社

これも映画「にゃんこ THE MOVIE」で紹介されていた「猫神社」です。
昔ある漁師がいかりを作る為石を砕いていた所、その飛び散った石の破片がある猫の体にに当たって猫が大怪我をしてしまい、
今後はそんな悲劇が起こさぬようにとこの神社を立て、猫を神として祀ったといいます。
私は前述の死んだ野良猫の冥福を祈る為、合掌しました。
海の景色
島の景色といえばやはり海ですが、その海の景色を2点ほど紹介します。
この日は晴天に恵まれ、空も海もとてもきれいでした。

これは神社から戻る途中撮ったものです。
対岸は仙台湾の東端である牡鹿半島です。
更にその向こうには弁才天神社で知られる金華山があります。

これは二斗田集落の南側から撮ったものです。
磯場なのでダイナミックですよね。
外海側なので波もあるようです。
漫画家石ノ森正太郎さん(故人)はこの辺に「マンガアイランド」を建設しようとし、
完成後田代島に住もうと思っていたそうです。
二斗田集落内のネコ
猫神社からの帰り、二斗田の集落内の道を歩いたのですが、
ここもネコがたくさんいました。
家の前を通るとネコがぞろぞろ出てきたり、通りをネコが歩いていたり、
各家の庭にも必ずといっていいほどネコがいました。
さすがは映画に出てきただけあります!
本当に「ネコパラダイス」ですよね。

神社から降りてきてすぐに通る家の前から、ぞろぞろとネコの一家が出てきました。
おそらくこの家の庭にいついているのでしょう。
同じような模様のネコが多いことから家族だとすぐわかります。
先に出て行った子ネコを心配してお母さんネコも出てきたようです。

ね、親子だって一発でわかるでしょ?
特に左の子ネコは真ん中のお母さんネコそっくりですからね。
でもこれだけだと思ったら大間違い。
この家の庭には計8匹くらいもいるようでした。
さらにこのお母さんネコを大きくしたような老ネコもいたので、
3所帯くらい(つまり祖父母から孫まで)いるのかもしれません。

庭から出てきた子ネコ。
何てかわいいんだ・・・。
見てるだけで幸せな気分になれますよね。

別の子ネコです。
これもとってもかわいいですよね。
しかもとてもきれいな顔してます。

どうもこの子ネコ達は側溝の中に入るのが好きなようです(笑)。

これは集落内の空き地にいたネコです。

これは別の家の庭にいたネコです。

これは別の空き地にいたネコです。
どうも黒ネコやブチネコが多いようです。
二斗田港のネコ後編
またジャック達に会いたかったので、二斗田港に戻りました。
やはりここが一番猫がたむろしている所のようですね。

港の奥の角になっている所の近くです。
このあたりが一番猫に会えるようです。

ブチネコ2匹並んでいます。
2匹ともよく似てますよね。しかしでっかいネコだな・・・。

二斗田港と黒ネコ。
田代島らしい写真といえるでしょう。

これは漁業組合(?)の前にいた親子ネコです。
そっくり同士の子ネコがかわいいなあ・・・。

私のお気に入りネコがこの2匹の毛の長い黒ネコ。
フェリー乗り場の近くでたむろしていました。
これも兄弟でしょうかね?

ネコ缶を食べている2匹。
かわいいですよね。
結構人懐っこいネコで、最後フェリーを待っている時もこのネコ達と遊びました。

2匹が食べ終わった頃に来たネコです。
残念ながら餌にありつけませんでした(^^;)。
昔この島にチンチラがいたそうですが、その子孫かもしれないですね。

再び網小屋前にて。
ネコ缶をあげたらまたゾロゾロ寄ってきました。
見当たらなかったジャックもどこからか出てきてくれましたので
(多分昼寝中だったのでしょう)、
またネコ缶を少し手にとってあげたら指を思い切り舐めながら食べてくれました。

そしてまた写真撮影大会。
この黒ネコかっこいい!!
後ろのネコもいい味出してますよね。

漁師さんが置いた籠などの谷間で。

一番傑作だったのがこれ。
片耳に傷があるのが特徴ですが、
妙〜〜に貫禄があるでっかい体、
何か言いたげそうな顔・・・・。
ホント笑ってしまいますよね。
何だかこのネコのセリフを考えたくなります。
「お前何だよ〜〜〜?」
みたいな?
ハハハハハハハハハハハハ!!

私に一番なついてくれたのがこのネコです。
他のネコと違いニャーニャー鳴きながら私の足にさんざん体をからみつけてきました。
他の猫はさわると逃げてしまいますが、このネコは触っても嫌がらず、ますますなついてくれました。
ただ、片方の頬が腫れているのが気になります。
う〜む、腫れ方からして虫歯でもあるのかな?
それとも虫に刺されたのかな?
心配・・・・。

後こういう模様の猫もいました。
日本では珍しいですよね。こういうのって何ネコって言うんだろ?
何だかアニメ「トムとジェリー」のトムを思い出しません(^^;)?
ジャック特集!!
最後の締めくくりはやはりジャックでしょう!
どうもジャックはあまり私になついてくれませんでしたが(泣き)、
ジャックと声をかけるとちゃんと向いてくれましたよ。
しかしこのネコって絵になるなあ・・・・。
モデルになれそう・・・。

日向ぼっこをするジャックです。
映画で見たよりも案外小柄なんですよね。

そのジャックをまた違う角度から。
本当に絵になってますよね。
これだけ独特な雰囲気あるネコはこの島にはいませんよね。

岸壁でのジャック。
ある意味ジャックらしいショットですよね。
「田代島の看板ネコ」というか。

かごの前で休むジャック。
他のネコ達とのんびり戯れてながら、ここに落ち着きました。

で、何とまた昼寝してしまったジャックです!
この日はポカポカ日和でしたので、ジャックも眠たかったのでしょう。
名付けて
「ジャックのお休み♪」
おかげでいい写真が取れました。
締めくくりにはこれしかないでしょう!!
☆☆あとがき☆☆
いかがでしたでしょうか?
これだけ猫がたくさんいる島は他にない、と驚かれたことでしょう。
私もびっくりしましたし、これだけたくさんの猫を見、触れ合うことが出来てとてもうれしかったです。
私も子供の頃ネコを飼ってましたからね。
ただ、帰ってからこちらを見て反省させられました。
う〜む、やはり餌を持っていくべきではなかったようですね・・・。
島民の皆様、今後は気をつけますのでどうかお許しください。
(この警告を見たのは島から帰ってからなんです・・・)
でもまた行きたいものです。猫と遊ぶだけでもいいですから。
ともかく日本一のネコパラダイスはこの田代島だと行ってもいいと思います。
その反面、頬を腫らしているネコ、風邪を引いて鼻水をたらしているネコなど、
健康状態が悪い猫もいたのが心配です。
いくら保護されているとはいえ、この島のネコ達も厳しい環境の中で生きていることには変わりないんですね・・・。
それでも、この田代島がこれからのネコのパラダイスであり続けてくれることを、
またこの島のネコ達がこれからも幸せに、健やかに生きていけることを願ってやみません。
田代島のネコちゃん達、いつかまた会いましょう。
君達と出会えて本当によかったと思ってます。
ネコって本当に、人間を幸せな気持ちにしてくれる生き物だな、と改めて痛感しました。